アンビバレンスを処理したい
「友人に絶交されました…」 鴻上尚史が指摘する原因“無意識の優越感”とは (1/7) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)
この記事がすごく面白い。
鴻上尚史さんの人生相談。無意識マウントを取ってしまう女性が友人から絶交された話。
関係ないけど、鴻上ってこうがみって読むのね。こうがみって脳噛ネウロっぽい。
脳噛ネウロは良い作品だった。人の気持ち悪い部分を具現化させた敵キャラが魅力的。良い作品は敵キャラが良いって言うよね。
相談の話。この記事で僕が一番気になったのは、「見下されているけど話しかけてくれるのは嬉しい」の部分。
時系列に直すと、「話しかけられて嬉しいけど見下されていて不愉快」となる。
これってアンビバレンスって言っても良いことだと思う。
相反する矛盾した感情って、日常でもよく起こる。世話になっているけど、食事に関しては無頓着。とか、見た目が好きだから一緒にいるけど話しはつまんない、とか。
2個以上その人に対して感情が湧くと、人の脳はしっちゃかめっちゃかになると思う。それが矛盾しているとなおさら。
好きだけど嫌いなんかもその典型例。
僕もアンビバレンス状態がよくあるけど大抵受け入れちゃう。それって2個以上の矛盾する感情を脳が処理しようとして、機能がストップしているんだと思う。ストップしちゃうと何が不快で、何が心地良いのかがわからなくなる。
僕はそれを処理できるようになりたい。
鴻上さんの相談のケースだと、最初は嬉しいんだと思う。けどだんだん話している内に「あれこれおかしいぞ」ってなる。でも嬉しさはまだ残っているから話は続く。
そしてその後ベッドで振り返ると、なんか気持ち悪いなとなる。
そして日常が戻ってきて、また悩む。そんで話しかけてもらえるとやっぱり嬉しい。以下ループ。
相談者の友人は、ループから抜け出すためにはっきり伝えて、素晴らしいと思う。
僕の場合はもっと複雑。
妻には世話になっている。そんで共通する部分があるから、そこに焦点が当たっている時は上手くいく。
けど、僕の中のバランスは少しでも崩れると妻は無敵のガードを発動する。
無関心、無感動、無表情のトリプルコンボ。自衛のためだってわかっているけど、結構しんどい。何にも乱されませんよ。私は。みたいな態度で自分を覆い隠すから手のつけようが無い。
結局先に心乱した方が負けとなって、僕は寝込む。
何も分からない、動物と一緒ですって態度だから動物と思えばいいんだって思うけど、じゃあ結婚したかったのはどうしてとか、同居したかった意思はどこに行ったのって益々気持ち悪くなる。
とまぁ十重二十重に矛盾した感情をまさに今処理しきれない。
脳がわしゃわしゃってなって音を出しそうなくらい、ぐちゃぐちゃ。