僕を考える

八島遼三郎です。心の言語化の場所としてブログを書いています。

ラテ

ブルーボトルコーヒーのラテが異常な美味しさだと思う。さっき、セブンイレブンのラテを買った時、おじさんが「ラテ美味しいもんねぇ、外で飲むより美味しいってみんな言っているよ」とこちらを見ないで、へらへら言っていた。値段と比較すると美味しい。ただ、ブルーボトルのそれとはまったく違う。そんなことを考えていたら、ふと思った。いつからラテなんて飲むようになったんだろう。コーヒーはカフェインか熱を取るためだけのもので、ミルクは要らないと思っていた。でも最近はラテラテもしくはタピオカ。前の妻と車で出かける時、コンビニでコーヒーをしばしば買った。僕はホットコーヒーのLサイズ。彼女はラテの小さいサイズ。内心、ラテかつ小さいサイズって何の意味があるんだろうって言わないけど考えていた。

ラテ問題は、恐らく苦みとかに弱くなっているのが原因。熱いものも、冷たいものも、辛いものも、刺激全般に対して繊細になっている。

自分の中にいる、女性がタピオカとラテを求むのが分かる。いや、恐らくは女性というか子供心みたいなやつだと思う。甘くて、飲みやすくて、見た目がかわいい。ラテとタピオカ。

ある女性と出会った。彼女はラテもタピオカも好きで、繊細でうるさくてすぐhateとかkillとか強くて汚い言葉を使う。自分が中心にいたくて、のけ者にされたくなくて、頑張っちゃうから、そういう片意地の張り方をしちゃう。その人間関係にリラックスできない人は、そこから排除されがちで、彼女も例外じゃない。一気に仲良くなって、急転直下、嫌われて、泣いてを繰り返している。それは分かっていても「i dont care」「it dosent matter」だってやかましく言う。

札幌にいた時も、そういう人がいた。私は人懐っこいから、と言って受け止めてくれそうな人に、甘えて、その人が一端拒絶の意志を示すともう二度と話さない。そんな感じの関係性しか作れない。ブログ「シロクマの屑籠」のくましろさんが著書で、人間関係の妙は、雨降って地固まるを繰り返すことだと言っていた。人は衝突するし、誤解をし合う。もう、それは諦めよう。歩いていたら虫がまとわりつくみたいに、時折不機嫌な店員に対応されるみたいに、自分じゃあどうしようもできないやつ。不具合は起きるのが前提、だから新しいバージョンが生まれるし、そもそも完璧なシステムはこの世に存在しない。だからこそ、もう一回やってみる。嫌いなのは、きっと相手じゃなくて自分の中にある、自分の嫌なところ。それが見えているだけ、簡単に相手がそれをやっちゃうから羨ましいだけ。

きっと僕は遊ばれている。まずいことに多分相手も同じことを僕に思っている。ヤシマはチャラいと何度も言う。僕がちょっとシリアスに聞くと「ちょっとチャラい」って言う。

なんで、遊びが悪いんだろうって100回くらい思う。真剣って何?真剣じゃないのが悪い?そうじゃなくて、僕の想いみたいなものが全然叶わない。小さい頃、母親を泣きながら呼んでも来てもらえなかったみたいな気持ちになる。僕の中にある、こういう子供心というか、未熟な部分が彼女といると刺激される。信じてもらえないと思うけど、性欲の対象じゃない。つまるところ、僕はまだ僕の中にいる、子供の部分を覗いて、どうにかしたいって傲慢にも思っている。この心臓をがっしり掴まれるような寂しい気持ちと、子供で可愛いなってジーンとする感覚を行き来しながら、前者が勝っている。いや、正確に言うと85%と15パーセントくらいの割合。

他の友達に、careはloveじゃないぞヤシマと言われた。分かる、けどちょっと誤解なの、お前らがいた優しいお母さんとお父さんのいる思い出に残らない程の透明で幸せな家庭は、僕と彼女にはなかったやつ。だから、僕じゃなきゃ分かりようがないんだってめっちゃ強く言いたい。でも友達にそんなことを叫んでも何も変わらないから、言わないでおく。

僕が前の妻と一緒にいた時、結構この寂しい気持ちが満たされる瞬間があった。でも、僕はアホだから、9割じゃ満足しなくて、みちみちの、ぎゅうぎゅうに押し込まれるくらいの安心感と、自由を欲しがった。今の僕なら、9割ならいいじゃん、と思う。ただね、心はパズルみたいなもので、ちゃんとフィットしないとその穴は埋まらないんだと思う。だから、僕は女性とコンタクトするのがやっぱり苦手だ。ただでさえ、痛い胸をその人のために形を変えようとして、がちゃがちゃやる。多くの場合はまらないし、近くにはまりそうな何かがあると、胸がもっともっと柔らかく、繊細になる。

宇多田ヒカルが好きだと言うと、あなたは悲しい人ね、と言われた。違う、とも言えない。けどそうそうとも言えない。あなたの前だからよ。きっと僕と彼女の間に起こるなにかは、悲しいって知っているからそんな僕が必ず彼女の前に現れる。彼女もまた悲しみにフォーカスしちゃうから。

そんな意味で恐らくパーフェクト。セックスしたいとか、そういう僕の戯言のような要望は二の次で、もっと心の深いところにあるような何かを満たすために、彼女と会えたんだと思う。

随分前に、ラテを飲みにブルーボトルコーヒーに行こうと誘ってOKを貰ったのに、彼女は初めて会った国人女性と出かけるという。僕だけの中にだけ雨が降って、自分で地を固める作業してる。