僕を考える

心の言語化の場所としてブログを書いています。

はちみつとチーズ

昨日は、妻と歩いてタリーズに行った。僕はエスプレッソしか飲まない。妻は何か甘いやつだったと思う。

行く前に、パオバジ風の料理を作って食べた。要はカレーとパン

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美味しかった。鶏むね肉のあしらい方には定評がある僕。

 

昨日は、店員さんに恵まれた日だった。タリーズTSUTAYAもキャナリィロウもみんな素敵な接客をしてくれた。覚書的な意味も込めて書いてみる。

 

タリーズの店員さん達は、距離感を詰めてこない。毎回、エスプレッソダブル店内用ですね?って素敵な笑顔で聞いてくれる。嬉しい。家族の次に会う人がタリーズの店員。お互い名前も知らないし、いい天気ですね、なんてことも言わない。飽くまで店員と客の立ち位置だってことを分かったうえでの「店内用ですね?」。

毎回一緒の注文なのに、毎回初めての人と同じようにしてくれるから、おやじいつもの!って感情にならない。というかそういう感情は元々ついてないっぽい。

 

タリーズで読んで、気に入ったのでEMI「僕が僕であるためのパラダイムシフト」を買おうとTSUTAYAのセルフレジに行った。

 

僕が僕であるためのパラダイムシフト

僕が僕であるためのパラダイムシフト

 

 

会計をしようとすると、色々画面に指示されて難儀した。そうすると男性の店長が教えてくれる。「ポイント使いますか?使うんでしたらこちらのボタンです」ってGショックを付けた腕の手振り付きで教えてくれる。

「セルフレジなのにすみません」と言うと、「いえいえいえいえ」と。

この短い会話の裏側に沢山の言葉が込められていた。(と思う)

僕:「(せっかくの人手を使わない)セルフレジなのに、(しかも店長さんを動員させてしまって)すみません」

店長:「いえいえいえ(これを一回教わって、次までに覚えてもらえればこちらとしては万々歳なんですよ!)」

ってことだと思う。

お互いがお互いを気遣うのは単純に良い。店員と客の関係性を大事にしたうえでのいい関係性。嬉しかった。

 

キャナリィロウで。背丈も顔も小さい、女性。高校生?大学生?年齢不詳。

いつもバイキングを食べすぎて、ピザを余す。この日はクアトロフォルマッジ。

そうすると、その女性店員が小鉢にスプーンを入れて持ってくる。「はちみつをつけて食べると美味しいですよ」と。

 

妻は異常にはちみつが好き。ポパイでいうところのほうれん草。ルフィでいうところの肉。キン肉マンでいうところの牛丼。食べると目がカッと見開く。妻がはちみつを好きなんじゃなくて、はちみつに愛されているんだと思う。そういえば歩いている時、ずっと頭上でクマバチがぶんぶんしていたのもそのせいか。

 

しょっぱいチーズに、甘いはちみつが合う。帰りに、その店員に「すごく美味しかったです、どなたの計らいだったんですか」と聞くとよくわかっていない表情。

もう一度「美味しかったですよ。」と言うと「他の店でやっているんですよ」と返してくれる。

僕は、その計らいをしてくれた人にありがとうと言いたかったけど、それは伝わらなかった。けど、何かを聞きたいんだっていう意図を汲んで返答してくれた。それで大丈夫、あなたがすごく天然なのは理解しているから、大丈夫。

 

 

登場人物全員が、善意しかないとさも当たり前のようにスムーズに事が進む。チーズもはちみつもどっちも美味しいから、合わせても美味しい。

当たり前になりがちだけど、今のところ都度有難い。